
「ハローワークにも求人サイトにも出しているのに、反応がない」
求人を出しているのに応募がないと、「やるべきことはやっているのに」という気持ちになります。そのもどかしさは当然です。ただ、求職者の目線から見ると、「出している」と「見つけてもらえている」の間には、大きな差があります。
求職者は、まず一覧画面で求人を見比べます。そこに並ぶのは、職種名、給与、勤務地、そして短いキャッチコピー程度です。ここで「他と同じ」に見えた求人は、詳細を開いてもらえません。
「アットホームな職場です」「未経験者歓迎」「人間関係良好」。どれも嘘ではないでしょう。しかし、同じ言葉は、ほかの多くの求人にも書かれています。少し厳しい言い方をすれば、埋もれている求人は、求職者にとっては存在していないのと同じです。
埋もれないために必要なのは、派手な表現ではありません。その職場にしかない、具体的な事実です。
こうした一文は、読んだ人が自分の働く姿を思い浮かべられます。その瞬間に、求人は「たくさんの中の一つ」から「気になる一つ」に変わります。
ただし、書いたことは必ず事実である必要があります。実態と違う記載は、入職後の不信感やトラブルにつながり、早期離職の原因にもなります。
私は、求人票を「医療機関・施設と求職者の最初の約束」だと考えています。求人票で伝えたことが、面接でも、入職後も一貫していれば、信頼は積み重なっていきます。求人票を丁寧につくることは、応募を増やすためだけでなく、辞めないスタッフを迎えるための準備でもあるのです。
荒井社会保険労務士事務所では、求人票が他に埋もれてしまうという不満をお持ちの方に、職場の事実をもとにした求人原稿づくりを提供し、その不満を取り除くお手伝いをしています。
同じ地域・同じ職種で求人サイトを検索し、御社の求人を他の5件と並べて読んでみてください。「自分が求職者ならどれを開くか」を、正直に考えてみることが第一歩です。