<経営計画について>
1.皆さん(皆さんの会社)は「経営計画書」を作っていますか?
将来の数値計画を立てていますか?
私は企業経営・組織運営では「計画作成」は必須と考えます。
計画には
・年次計画
・単年度計画
・長期計画
・中期計画
・プロジェクト計画 など
「いろいろあるのでわからない。」だから作らないという方もいるかもしれません。
一人で事業をしている方は、必要な場面があまりないかもしれません。
私は一人で事業をしていますが、経営計画があります。
2.それは、なぜでしょうか
経営計画書を作る理由は、大きく3つです
①目標を明確に定めることができる
いつまでに、現状をどのように変えたいのかを明確にする。
可能な限り“数値”で表します。数値で表すのは“あいまいさ”を排除するためです。
あいまいなものは、達成されたか未達なのか、進捗度合いもわかりません。
これでは、計画を作成する意味が半減どころか、9割減少と言っても差し支えないでしょう。
②自分の考えを他者と共有できる
他人に“自分の考え”を伝えるためにどのように行っていますか?
頭脳が、他者とつながっていない限り、自分の考えを言語化、図表化、映像化しなければ伝わりません。
そのために計画を作成し、他者に伝える必要があります。
それも、文書化、図表化することがコスト面でも、記録面でも有効と考えます。
情報共有のために口頭で説明される方もいるかと思いますが、相手にどれだけ伝わりますか?
文書にすることで、一度に多くの人へ、同じ意味で、同一の時間を共有しなくとも伝えることができます。
他者は、従業員だけではありません。利害関係者(ステークホルダー)も対象です。
あなたの会社の経営計画書があれば、順を追って理路整然と将来計画を説明できます。
もちろん、融資が必要な際にも利用できます。
③目標から、具体的行動を検討する
目標が定まったら、それを行動レベルに落とし込んでいかなければなりません。
目標を達成するためには、何をしたら良いでしょうか。
目標が数値であれば、その数値を達成するための行動です。
売上を10%上げるなら、そのための方策は・・・
売上を上げるためには、顧客の数を増やすのか、購買単価を増やすのか、購買頻度を増やすのか。これらを組み合わせるのか。
顧客の数を増やすのであれば・・・ と、どんどん具体的な行動に落とし込んでいけます。
具体的な行動を決め、実際に行動しなければ、目標は達成できません。
行動するためには、具体的な計画を。
本日はここまで。
今後も経営計画書について、私の考えをお伝えします。